22日の原油価格(終値)は暴騰、しかしその後は低下

 どうして石油の需給を追って来た者が、まず先に株、為替の動向をチェックしなければならないのだ、と情け無く思いつつ、二大金融要因を見る。今週は、株は盛り返し、高い水準を維持する一方、ドルは対ユーロで軟化した。

 つまり、二大金融要因は強気だったのだ。それが、直近では、株がまず崩れ、ドルが対ユーロで盛り返しつつある。そんなところだった。今一、アメリカ経済、ヨーロッパ経済ともに本当の強さが戻ってはいないと言ったところだ。

 そんな中で、昨日のWTIの終値は、1.24ドル高のバレル当り95.41ドルまで急上昇した。投機のブレントに至っては3.26ドル高の114.21ドルだ。呆れてものが言えない。

 ブレントのWTIに対する逆値差は、再び拡大し、18.29ドルになった。ヨーロッパはこれに税金格差もあるから、馬鹿高いエネルギー価格を負担していることになる。もちろん、アジア、そして日本も同様だ。これはアジアンプレミアムどころではない。何と表現したら良いのだろうか?

 しかも、この急上昇は、アメリカの石油統計が弱気要因の中で起きた。やはり、現下の需給を逸脱した、不当、不公正な値上がりと言わざるを得ないだろう。アメリカはこれからハリケーン・シーズン、ガソリン需要期を迎えようとしている。

 このような投機の動きを放置すれが、この水準が更に上昇することになる。アメリカ政府はしっかりとしなければならない。それが、世界経済、世界の消費者に影響を与えることになるからだ。オバマさん、宜しく!

 アメリカでは、そんな中、天然ガス価格が更に下がった。原油換算すれば、バレル当り25.90ドルだ。つまり、今は暖房シーズンではないから良いが、暖房油は全く天然ガスと勝負にならないのだ。四分の一近い安さでは話にならないだろう。

 現在、WTIは、冒頭に書いた株、為替の動きのせいだろう、1.18ドル安の94.23ドルまで低下した。投機のブレントも、113.27ドルまで下がった。昨日の急上昇は一体何だったのだろうか?

 仕組んだ投機筋は、売り逃げすることが出来たのだろうか?あるいは、息長くもっと先の儲けを待っているのだろうか?それには、新たな仕掛けが必要になるが、どうするつもりだろう。注視する必要があろう。

 金先物も急騰した。しかしながら、結局、7ドル高のオンス当り1553.4ドルとなり、昨晩寝際の1558.6ドルからは値を下げた。辛うじて、終値ベースの史上最高値1557.1ドルを上回ることはなかった。今は更に下がって1547.5ドルになっているものの、史上最高値が目前になっていることには変わりが無い。


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